【展覧会の準備方法を知る➁【作業タスク編】】講義-第22回-手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスク一覧
講義第22回の今回は手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスク一覧です。
さて、展覧会開催の準備における必要不可欠なパートに入ってきました。事務タスクと合わせて進めていく実質的に必要な作業準備の内容です。
私自身、一覧で書き出してみて「正直、けっこうあるなぁ・・」と思ったのですが、(事務タスクも)何回かやってみるとこれも普通の流れ作業として身に付くことばかりなのでそんなに心配しないでくださいね。(^^)
まずは今回で必須タスクを把握しましょう。どんな展覧会であってもこの内容を抑えていれば漏れはないはずです。
展覧会への準備をするにあたって忘れている事がないか、慣れるまではこのリストを確認しながら準備するといいかもしれません。
事務タスク編の冒頭でも少し触れましたが、制作にプラスしてしっかりと備え・準備ができるかどうかが手堅く売れるための秘訣です。
ではでは、早速いきましょう。
講義-第22回-手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスク一覧手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスク一覧
①展覧会と会場の規模を確認して出品作品の点数を決定
②出品作品の大小ラインナップの配分を決定して用意する(制作も)
➂作品点数と大小ラインナップの配分から売上金額を想定した価格調整
④全ての作品に合う額を選んで額装する(額紐も必ず結んでおく)
⑤額やアクリルに傷やカケがないかを必ず確認して、あれば交換・修復する
➅額装済みの全ての作品に黄袋を用意する
⑦額装済みの全ての作品に合う差し箱を用意する
⑧裏貼りを用意して額裏と差し箱へ貼り付ける
⑨売約作品と共にお渡しするDM+A4略歴1枚を三つ折りで封筒に入れて用意する
⑩グッズを用意するかどうかを展覧会や会場の規模によって判断する
⑪グッズの在庫と経費を確認して制作
⑫作品解説のためのキャプションを作成する
⑬作品解説のための小道具を用意する
⑭展示会場で閲覧できるポートフォリオやスクラップブックを用意する
⑮ワークショップで使用する道具や材料の用意をする
⑯展示会期中に必要な持ち物を用意する
⑰作品リストの作品が揃っているかリストと合わせて再度確認する(特にDM掲載作品は必ず)
⑱作品が破損することの無いようしっかりと梱包する→(発送・搬入)
⑲オープニングパーティで必要なものや料理・材料の用意をする
展覧会のための準備必須タスク一覧です。解説を入れつついきます(^^)
①~➂作品点数と大小ラインナップの価格調整
→展覧会で売り上げを立てるための作品準備に欠かせない工程です。
→展覧会の形式によって、どんな枚数でどんな大きさがバランス良く売り上げを出せるのかが重要になってきます。
→これはまた先の講義で解説します。
➃~⑨額装についてと商品としてのパッケージング
→主に額装と、作品を”商品”としてパッケージングして整える工程です。
→作品に商品、”もの”としての価値を与えて責任を持って届けるための大部分を占める重要な内容です。
→画廊、百貨店問わずクレームが起きやすい点なので要チェックです。
→これはまた先の講義で解説します。
⑩・⑪グッズ制作
→会場との相談も必要な場合や、作品販売との兼ね合いなどそのあたりも見極めた上での工程になります。
→会場の責任者やレジを開ける都合、グッズと絵画作品のマージンの違いなど会場によって事情は様々です。
→これはまた先の講義で解説します。
⑫~⑮会場飾り付けとワークショップ
→会場の飾り付けや会場で行うもの(ワークショップ等)に関して作家側が準備するべきものはここで用意しておく必要があります。
→これはまた先の講義で解説します。
⑯展示会期中に必要な持ち物
→会期中は接客で会場から終日出られなかったりするので、持っておいたほうがいいものは事前に準備しておくと完璧です。
→これはまた先の講義で解説します。
⑰・⑱作品送り出しの最終確認
→正直、展覧会前の一番余裕がない時(笑)の作業なのにめちゃくちゃ大切な最終工程です。
→他の作品は忘れたとしてもDM掲載作品だけは絶対忘れちゃダメです。画廊でも百貨店でもDMに掲載した作品が展示されていないとなると、詐欺ということになってしまいます。
→また、DM作品は他の作品よりも推している作品だと考えやすい人も多くて、DMを見た場合それを目当てにやって来るお客様もいるので売れる可能性も高いです。くれぐれも気を付けましょう。
⑲オープニングパーティーの用意
→会場との相談で開催する場合にはその準備も必要になります。多くの場合は会場と作家の持ち寄りが多いです。
講義-第22回-手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスクまとめ
お疲れさまでした。
いかがでしたか?
今回は
手堅く売れる画家の展覧会準備必須タスク一覧
をお送りしていきました。
「多いな・・・」「なんだ、これくらいかー!」内容量の体感は人それぞれかと思います。(^^;)
1つずつ作業を文章化するとこんな量になっちゃうんですが、1つの作業に対してこの作業も連動して…という感じのことが多いので実際の作業としてはそれほどの量を感じないと思います。
ひとまず今回は必須事項としてどんな準備をすべきかを解説していきましたが、ここから先の講義はそれぞれの詳しい中身を追っていきますのでお楽しみに(^^)
また次の講義でお会いしましょう!
※今回ワークはお休みです。ご質問等あれば以下フォームから送信してくださいね。
あんまり根を詰め過ぎてもね!ということで、これまで出題した課題にじっくり取り組んでみてくださいね(^^)
講義-第22回-フォーム
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