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講義-第34回-メディアへのPR文書の書き方

 

 

【展覧会を宣伝する方法を知る➁講義-第34- メディアへのPR文書の書き方

 

講義第34回の今回はメディアへのPR文書の書き方です。

 

以前の講義 講義-第20回-手堅く売れる画家の準備事務タスク一覧 の⑦にあたる内容です。

 

いよいよメディアで採り上げてもらうためのPR文書の書き方を解説していきます。

 

展覧会や自身の活動をメディアに採り上げてもらえると様々なチャンスが増えるとともに、この作業自体は自身の制作や活動についてを言語化して相手に伝えられる習慣も身に付くのでイイ事だらけですよ(^^)

 

ではでは、早速いきましょう。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方まず、PR文章とは?

 

 

 

まず、PR文章とは何ぞや??という概要的なところを解説しておきますね。

 

PRとは、プロパガンダ・プレスリリース・パブリックリレーションズの略です。

 

そしてそれを文章にするPR文章とは、絵画という作家の思いや暗喩(メッセージ)のこもった作品(展覧会)を言語という共通認識で補足説明し作品(展覧会)へ興味を持ってもらう手段です。

 

自身で(セルフ)でPRする、展覧会への誘致のために書く文章と思ってください。

 

この方法は日本人の就学率が高いというのもあって通用する手法ですね。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方PR文章を出す対象の種類

 

ここではメディアへのPRのためが主ですが、一応文章を出す対象全体をピックアップしておきます。

 

1つ書いてしまえば出す相手を考慮して少しずつ変えてあげれば対応できるので、各メディアへはもちろん・それ以外への送付もおすすめです。

 

例えば…御紙で~(新聞)・御誌で~(雑誌)・番組のコーナーにて(TV・ラジオ)・貴社で~

 

☆PR文章を出す対象の種類☆

・メディア:新聞・TV・ラジオ・雑誌

・お客様:顧客・友人知人・親戚縁者

・新たな仕事先:画廊・デパート・出版社・広告代理店・美術館・個人商店など

 

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方PR文章の書き方➀戦略

 

・受け取り手のことを考えて意識する

→受け取り手となる新聞記者や雑誌編集者などインテリジェンスの高い(少なくとも美大卒より)人たちです。

 

・(新聞)記者という人種の心の琴線に触れる文章構築の必要性

→前回講義 講義-第33回-記者という生き物とメディアの選定 も合わせてチェックしてくださいね。

 

・自分の文章は一般読者の目に触れる必要はない→ターゲットは記者と編集者のみ

→記者と編集者に刺さらなければアウト

→逆に考えれば記者と編集者を攻略できる文章であればOKということです!

 

・記者が興味を持ち、その後に記者の言葉で文章を作る→その文章が一般読者に触れる

→文章は多少粗削りでも、興味を惹けるかどうかが大切。

→この一連の流れがあることを頭に入れておきましょう。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方PR文章の書き方➁構成

 

<007方式>・・・どこかで池上彰が007方式と呼んでたみたいです(^^;)

 

・A4サイズ1枚にまとめる

→フォントサイズを10.5~12程度にする。

→長すぎると読んでくれなくなるので、この規模に抑える(~1200字くらいまで)

 

・最初の5行程度に一般的話題を持ってくる

→記者(一般の人々)は芸術・美術に興味がないと思うこと!

→時事、一般の広い話題で惹きつける(興味を持たせる)

 

・中間部(メイン)には作品への思いや今回の展覧会のテーマを書きこむ

 

・最後の3行程度で最初の導入の話題と自分のことを結び付けて締めくくる

 

<構成>

 

➀:導入(興味を引く)

 

➁:メイン(主題)

 

➂:締めくくり(誘致)

 

→導入部分の時事ネタ等が、絵とリンクしているとなお◎。

→ネタはポジティヴな内容を持ってきましょう。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方PR文章の書き方➂必要情報

 

・作品(展覧会)のテーマ・技法について

→日本画?油絵?どんな絵・どんな展覧会なのかなどを冗長にならずに入れ込みましょう。

 

・出品作品数

→正確な点数でなくとも、「およそ〇点」でもOKです。

 

・作家在廊日

→「〇日を除いて終日在廊しております」「〇日と〇日の午後から閉場まで在廊いたします」など。

 

・画像情報について(作品画像)

「もし作品画像が必要でしたらメール添付で直ぐにお送りいたしますのでお気軽にお申し付けください。」などの文言を入れましょう。

→DMに載っている画像をスキャンしても不明瞭な場合など、先方から画像を送ってほしいと連絡してきてくれることは多いので、それを踏まえての文言です。

 

・作家の連絡先

電話番号とメールアドレスは必須です。

→相手は〆切を常に抱えていて、スムーズに連絡が取れる人を優先しますので分かりやすく載せておきましょう。

 

・入場無料

この文言があると新聞や情報誌などは載せやすくなるのでホントに必須です!!

 

・文章内に滑らかに必要情報を挿入するor箇条書きor別記載

→必要情報が入っていればどれでもOKです。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方PR文章の書き方④補足と注意事項

 

・必ず必要情報は全て記載する

→最初から情報を揃えてくれている人のほうが新聞は載せやすいです。

→漏れがないか必ず確認すること!

 

・略歴が少ない人はPR文章と一緒にしてもOK

→今回付録で添付した井上のPR文章がこの構成になっています。

 

・暗喩を避けよう

→直喩のほうが判りやすいのと、暗喩を使用しすぎると難解になってPR文の意味をなさなくなります。

→暗喩は単純に文字数も増やしてしまうので、無駄です。(文学的な言い回しは不要です)

 

・美術評論にならないように

→基本的に一般の人は美術にあまり興味がない+難解なものはここでは不要です。

 

・効果的な表現を入れよう

告白:「実は私は〇〇で~」

数字的要素:「今回が初めての」「今回が10回目の」

→入れられると、興味を惹くトリガーになるポイントになります。

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方この方法なら、たった数百円でメディアでの告知が叶う

 

正直、ただメディアで告知をしたいなら広告料を払えば出来ると言えばそれまでですが・・・大体10㎝×10㎝四方の催し物欄で数万円です。。。

 

それを考えたらこの方法で1つの文章を書いて1社・2社の記事掲載をゲットできたら最高じゃないですか?

 

実際に私はこの方法で3社同時に同展覧会のメディア掲載を叶えましたし、この方法を実践した画家仲間も催し物欄などに展覧会情報を載せてもらっています。

 

また、新聞だと一度記事掲載をしてもらった際に記者さんと名刺交換できて繋がりが持てると、次回告知をしたときにまた記事を掲載してもらえる可能性もグッと上がります。(コネは大事!)

 

なので、ぜひトライしてほしいですね!

 

講義-第34-メディアへのPR文書の書き方まとめ

 

お疲れさまでした。

いかがでしたか?

 

今回は

メディアへのPR文書の書き方

をお送りしていきました。

 

画家なのに絵じゃなくて文章書かなきゃいけないの・・・。と思ったかもしれません(^^;)

 

必ずしも共通認識とは限らないもの”作品や展覧会”を広く知ってもらうにはやはり共通認識である”言葉”を使うのが筋であるということです。

 

このPR文書を書くのに慣れておけば、自然と自身の活動や作品について、開催する展覧会へのテーマなどを言語化する癖も付いてきます。

 

ということは、自身がどんな活動や制作をしているのかを人に分かってもらいやすくなる=共感してもらえる=応援してもらいやすくなる=絵が売れる という好循環を生み出すための一手になります。

 

画家・作家としてプロか趣味の範疇なのかは、ここが境目です。

 

これを踏まえたら、、もうやらないテはないですよね!

 

また次の講義でお会いしましょう!

 

講義-第34-ワーク

 

今回のワークは、『PR文書を書いてみようです。

 

私の具体例(文章)も資料として添付しておきますので、これを元に書いてみてください。

 

「文章かぁ・・・大変だな・・。」と最初は思ってしまうかもしれませんが、何回か書けば絶対に慣れます(^^)

 

ここで書いた文章はアレンジすればSNS投稿などでも流用できるので、近いうちに展覧会を控えている方は特にぜひやってみてください。

 

今回は作成したPR文をメールに添付して提出してくださいね。(^^)

ワークのねらい

 

・実際に展覧会を開催する際のPR活動の予行練習、もしくはこれから控えている展示のために書いてみる

 

・PR文章を書くのに慣れる

 

 

ワーク実習の手順

 

①今回の講義内容と具体例(井上のPR文)を読んで書き方を把握する。

➁PR文書を作成する。

➂作成したPR文書をメール添付で提出。

 

注意事項※

 

・WindowsのWord(ワード)が使えて作成できると便利です。(井上はWordで作成)

 

・もしWord(ワード)が使えない場合はメールにベタ打ちでもOKです。

 

・私が書いた文章を参考にしてもらっても(マネしても)OKです。

 

・具体的な展覧会の日時などの誤りだけは必ず確認しましょう。

 

・講義内容を読んでポイントを押さえて書きましょう。

 

 

※PR文章はメール添付で提出してください。

必ず氏名を忘れずに記入すること。(どなたのご提出かわからなくなってしまいます(涙))

 

メール件名:【お名前〇〇〇〇 講義第34回ワーク回答】

 

PR文章の提出はこちらメールアドレスへ↓↓↓

amikainoueart@gmail.com

 

 

最後はアンケートのお願いです。(あれば)

 

今回の講義内容での質問などもあればこちらにお願いします。

あなたやこの講座で学ぶ仲間にとって、充実した講座を作っていくためにあなたの抱えている悩みやギモンをぶつけてもらえると嬉しいです。

(※講義内容の参考にさせていただきます。)

 

ワークへのコメント・添削返信はPR文書の提出をされた方から随時行います。

(返信目安は1週間前後)※

セルフスタディコース【SSC】の方はワーク提出不要です※

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