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LINE登録 特典② 実録!ギャラリーストーカー 本当にあった怖い話

 

こんにちは。井上雅未花です。

 

LINEへのご登録ありがとうございます!

というわけで、登録特典をお送りしていきます。

 

この特典が、あなたの画家活動へのヒントになれば幸いです。

LINE特典②実録!ギャラリーストーカー 本当にあった怖い話

 

昨今は女性画家の活躍が目覚ましいアートシーンですが、それと共に増加傾向にあるのが『ギャラリーストーカー』の被害です。

 

残念なことに、『お客様』と『作家』という立場を利用して迷惑行為を働く人が一定数いるのが現状なんですね。

 

中には裁判沙汰になったケースもあるくらい、業界内だけに留まらない問題になってきています。

 

実際のところ活動をしている中で、私の画家仲間や先輩達にもその被害に遭ってしまった人がいたりするくらいに身近に起きているんです。

 

令和の時代になってますますジェンダー云々の波はあるので性差で分けるのも野暮かと思う反面、ギャラリーストーカーの被害が多いのは圧倒的に女性作家で、少ないですが一部男性作家さんにもあるというのが私の体感です。

 

今回は私の周りで起こってしまったギャラリーストーカーの被害についてをまとめてみました。

 

画家活動は嬉しいことのほうが多いですが、実際にこんな事もあるのか…と知ってもらえたらと思います。

被害レベル★会場で会話するためだけの長居からの待ち伏せ

 

まずは私の体験からです。

 

その問題のお客様と出会ったのは19時閉場の現場で、3時間以上いたと思います。

 

なんとなく長居だけしていて作品を買わないお客様だったので正直なところ、それだけでもご遠慮願いたいのですが、作家に話しかけ回っていたんです。

 

話しているのは最初こそそれぞれの作品についての内容でしたが、大部分はその人の自慢話や日常についてです。

 

作家側としてはお客様がいつ来ても対応ができるよう会場に張り付いているので、このような方とその場に居合わせてしまったら無視するのも気まずいし失礼に当たるしで追い出すわけにもいかない‥。

 

でも話を始められると他のお客様に接客ができないから迷惑‥でもこれは言えないな…。

 

と、そんな感じで曖昧に対応していたら、その方はなかなか帰らずに閉場の時間まで粘っていたんです。

 

他のブースが人払いをして片づけを始めたので、さすがに「閉場なので…」とごくやんわり撤収を促したら『この後帰るだけでしょ?一緒にご飯行こうよ』と急に友達だったっけ?というテンションで誘ってきたのです。

 

散々どうでもいいことを一方的に話しかけてきて、こちらの時間と体力を奪っておいて、です笑

 

その時は他の作家も何人か一緒だったので『作家同士の打ち合わせがある』と適当に理由を付けて事無きを得て終わりました。

 

ただ、この方は後日私のFacebookに申請をしてきたのでそれは放置しています…。

被害レベル★★作品は二の次、作家の写真を撮りにくる人

 

 

これは私が会場で目の当たりにして、もう忘れもしないなかなか異様で怖かった被害です。

 

私の友人画家のAちゃんはお嬢様で上品な雰囲気を持っていたのですが、私よりも先にギャラリーで展覧会を数回開いていたようでファンがちらほらいるような子でした。

 

問題のお客様は会場に着いた途端、お目当てのAちゃんの姿は見つけていたもののAちゃんは別のお客様の対応中でそれが終わるのをずーーーーっと待っていたんですね。その待っている状態にも引いてしまったのですが、、

 

普通なら展示してある作品を鑑賞したりすると思うんですよ。せっかく見るため・見られるための作品がそこにある空間ですからね。

 

それなのに、あろうことか少し離れたところでずーーーーっとAちゃんとそのお客様のことを見ているんです。。

 

まるで”早く終わらせろ”とでも言うかのように…。

 

私はその様子でなんとなく異常性を感じて、距離を取ったところで関わらないようにしていることしかできなかったです。。

 

そうして待っていて、いざAちゃんが一人になるとすぐさまAちゃんの元へとやって来て話はそこそこにすぐ写真を撮ろうとし始めたんです。

 

しかも、撮りたいのは作品とAちゃんの2ショットでもなくて、まぎれもないAちゃん本人だったようです。

 

なぜなら、Aちゃんが作品を撮られるのかと思って作品から離れたとたんにやたらと「作家さんはここに立って!!作品の前に立って!!」とAちゃんがなんとか断っても、しつこく指示を出してきて譲らなかったからです。

 

そして写真を撮っている様子を見ていて気付いたのは、絶対に人しか映ってないでしょそれ…という角度で撮っていたんですね‥。

 

AちゃんはSNSでも徹底して自分の姿や顔を出さないようにしていたので、Aちゃん自身のブランディング方針としても合わなかったようなので断りたかったらしいのです。

 

しかし、あまりにもしつこくて”断った時に何か言われたり、されたらどうしよう”と思ってしまった恐怖と、”作品を観に来てもらっている手前、断りづらい…”と思ってしまった”なにか罪悪感のようなもの”で断り切れなかったと言っていました。

 

どこかでその写真が悪用されていないかはちょっと心配になります…。

被害レベル★★★”若い作家”への”お説教”

世間には自分より歳若いような人間になら何を言ってもいい=若い人は自分より下だから

 

と思っている人たちはある一定数いると思うのですが、そういった考えを根本に持ちつつギャラリーを巡る楽しみを持っている方もなかなかに多いようです。。

 

お次は画家仲間のCさんが遭った被害で、私がCさんと展覧会でご一緒していたときのことです。

 

Cさんは作家さんに多い、大人しめで優しい雰囲気を持っている作家さんです。思えば、このお客様は人を選んでこの迷惑行為をしたのだと思ってしまいます。。

 

その問題のお客様は順番にじっくり作品を見ていたようで、私のブースに来た際にも私と少しお話をしましたが、そこまで長いやり取りにはならずに他の作家のブースでも作家と話をしていたように見えました。

 

しかし、Cさんのブースでは違ったのです!

 

少し会話をして終わりかと思えば、。Cさんの作品を見て、「デッサンが狂っている」から始まり、急に出身大学はどこかとか美術の知識をひけらかすような発言をしてきたそうです。

 

さらに、それだけに留まらず、「こんなんじゃ売れないよ」とか”全然ダメ”みたいな作品を否定するようなことまで言ってきたそうなんです。

 

正直に言ってしまうと、確かにCさんは教科書的なデッサン観点で見ると形が狂いやすいタイプではあるのでお客様の指摘もわからなくはないのですが、過ぎた発言もあったと思います。

 

すごくポジディヴな見方をすれば、そのお客様なりの良心というか親切心での言葉だったのかもしれませんが、どう見ても自分の孫くらいの若い他人を問い詰めて暇を潰しているようにしか見えませんでしたね。。

 

近くの作品を鑑賞していた他のお客様もその様子に若干引きつつ避けていたように見えたので、異空間ができてしまっていました。。

 

Cさんの作品についてや美術の知識などへの批判といった数々を、一気に浴びせられたCさんは必死にいろいろな感情を我慢していたと思います。

 

「ああいう人もたまにはいるよね…。」と涙も文句もダメージも堪えるように呟いていて、大人なCさんでした。

 

こんな思いをするために作品を作っているわけでもなければ、接客をしているわけでもないので本当に理不尽な経験だったと思います。。

 

この時のことを振り返ると批判をしてはいけないというわけではありませんが、わざわざする必要のあったコミュニケーションだったのかは疑問が残りますね。

 

被害レベル★★★★Facebook申請とメールやメッセージ連絡

これは世間一般の”ギャラリーストーカー”の概念に近いお話だと思います。

 

画家仲間のBさんはギャラリーで熱心にBさんの作品についての話を聞いてくれたお客様にFacebookをやっているか聞かれて、同意の上でお友達登録をしたそうです。

 

ここまでは特に問題はなかったのですが、段々と『あれ・・・?』と思うように。

 

最初はその展覧会の感想やBさんの作品についての好意的なやり取りやあったそうなんですが、次第に毎日のようにメッセージが来るようになったそうです。

 

その内容というのが、お客様の個人的な日常などのBさんとはなにも関係のないものです。

 

Bさんは有難いことだし、作品を買いそうな含みがあったからと最初は頑張って返信していたそうなのですが、段々と違和感を覚えたことと返信も負担になってきてフェードアウト。

 

すると、今度はFacebookとは別のBさんのHPのコンタクトフォームから連絡があったのです。それだけでも少し怖かったのと、以前のやり取りでどうらや食事への誘いなど男女関係を匂わすこともあったらしく、そのことを思い出して連絡を無視をしたそうです。それで終わったかのように思えたのですが…。

 

それから時間が経ち、Bさんが参加した展覧会になんとまたそのお客様が来て顔を合わせしてしまったのです。

 

BさんはSNSで展覧会の日時や自分が在廊する日を告知しているのでその方が来場しても不思議ではないのですが、

なんとわざわざ面と向かってBさんに一方的な恨み節をぶつけて帰っていったのです。。

 

「コレクターを無視するなんて言語道断だ!」とかなんとかと、連絡が来ない・無視されたことに腹を立てていたそうです。ギャラリーは普通静かな空間なので、余計にBさんはただただびっくりしてしまい、反論したりする余裕もなく怖かったと言っていました。

 

もうこれ以上何も無いことを願うばかりです。

被害レベル★★★★★(私の周辺ではMAX値)作品を買った見返りに自宅へ呼んだり、出先に同伴させる

 

最後は私が展示活動を一緒にしたことがある画家仲間Dちゃんのトンデモ被害です。

 

このDちゃんも純粋で優しい、典型的な”いい子”なんです…。こういう人が狙いやすいと思われてしまうのかと思うと、何とも言えないです…。

 

この問題のお客様は、若手作家の作品をコレクションしているコレクターで、私も知っている作家さんの作品もコレクションしている方でした。

 

要は、そんな方なら作家側は”自分の作品もコレクションしてもらえるかも”と息巻いてしまうのも無理はないという相手なので余計にタチが悪いわけです。

 

ある展覧会にそのお客様が来場した時点でDちゃんはまだ展覧会で売り上げが立っておらずキツい状態だったそうです。Dちゃんはそれをなんとかしたい一心でそのお客様に接客をして、作品のお買い上げに繋げたそうで、それがすべての始まりでした…。

 

おそらくそんなDちゃんの胸の内を透かして見ていたんでしょう、お客様は”今回作品を買ったんだから自宅へ届けてくれ、そして他にも君のような若手作家のコレクションがあるから、観に来て勉強しなさい”とDちゃんが断りづらい状況で体の良い言葉を並べて自宅へ呼びつけたそうです。

 

純粋で優しいDちゃんが断り切れるわけもなくお客様の自宅へ行ったそうなんですが、とにかく話を聞かされ続けてなかなか帰れなかったそうです。

 

さらには、”また君の作品を買ってあげる”とほのめかしつつ”君の作品や活動について仕事の話がしたい”という名目で、「スーツとか社会人の仕事着を着て来て」との指示付きで後日呼び出されたそうですDちゃんは違和感はあるものの、その指示通り会うことに。

 

すると、そんな”話”は何処へやら、1日中食事をしたりショッピングへつき合わせたりとまるで水商売の同伴のようなことをさせられた1日だったそうです。

 

Dちゃんが違和感を感じた頃には時すでに遅しと断りづらい状況になってしまっていて、結局1日そんなことに付き合わされてしまったとのことでした。

 

しかも、最後には1日付き合ってくれたお礼と称してお金を渡してこようとしたそうです。。。

 

いつの間にパパ活させられてたの?!って感じですよね…。Dちゃんの純粋さや優しさ、作家として頑張りたい気持ちを逆手に取って利用しているとしか思えない行為です。

 

その後もまた作品を買って同じように”同伴”に誘ってきたらしいのですが、Dちゃんは勇気を出して誘いを断ったところ‥‥なんと、Dちゃんに「お前は失礼でダメな作家だ!」とその他諸々勝手な文句を書き連ねた手紙を送りつけて、買った作品もキャンセルしてきたのです!

 

まぁ一言で言ってサイテーですし、あまりにも身勝手な逆恨みで悪口や相手を否定するような内容をしたためた手紙をわざわざ送り付けるなんてやり方が陰湿すぎますよね。

 

これが大の大人がすることなの・・・?と思ってしまいました。。

 

この騒動の後日、私とDちゃん共通の知り合いの画商さんの話によると、このお客様はどうやらこのテのこと(迷惑行動)でもある意味有名な方だったらしく、Dちゃんと近い目に遭った作家さんは何人かいるらしいとのことでした。。

 

こんな事を繰り返していて被害者も何人か出しているのに、野放しにされている現状なのが納得いきませんね…。これこそ何かしらの形で相応の注意なり処分なりをされてほしいなと思う事例でした。。

まとめ

いかがでしたか?私自身や私と接点のある画家さんたちという範囲だけでもこれだけいろいろあったりします。

 

この内容が少しでもあなたの中に気付きをもたらしていたら嬉しいです。

 

こういったことがあっても誰かに相談したりするのは気が引けたり、そもそも誰に話せばいいのかわからなかったりしますよね。

 

もしこのように被害に遭われた画家さんがいましたら、被害を増やさないためにも情報を共有したいなあと思っています。

 

また次の特典でお会いしましょう!

ありがとうございました!