【展覧会経験からのフィードバック➀】講義-第42回- 展覧会経験からフィードバックすべき項目
講義第42回の今回は展覧会開催後からフィードバックすべき項目です。
展覧会は無事に開催できたと思っていたら、あっという間に終わってしまいますよね。
今回は展覧会が終わった余韻と共に、展覧会開催後に振り返ってほしい項目を挙げていきます。
活動を繋げていくための重要な視点なので、しっかりチェックしてくだいね(^^)
ではでは、早速いきましょう。
講義-第42回-展覧会経験からフィードバックすべき項目展覧会を終えた後に
はい。今回の講義内容は、展覧会を終えた後にこそ必要になってくる内容です。
”フィードバック”とは、直訳すると”評価と改善”です。
なので、基本的には開催した展覧会がどうだっかを振り返るために使ってほしい回ではあります。
展覧会を実際に開催してみれば、
手応えのあったこと・成果が出たこと=”評価できること”
今一つ足りなかったこと・反省点=”改善すべきこと”
それぞれ多かれ少なかれ出てくるはずですからね。
率直にどうだっか全体を通して振り返ってみることももちろん大事ですが、加えて今回の項目は特に気にして分析してほしいことをリストアップしています。
展覧会開催前や、経験が無かったらこの項目は全く役に立たない・・・というわけでもありません。
逆に無い場合はこの項目を外さないようにして展覧会を開催してみればいい!というふうに使ってみてください。
講義-第42回-展覧会経験からフィードバックすべき項目展覧会経験からフィードバックすべき項目
- ➀会場
- ➁作品点数とサイズ感(売れた作品・残った作品)
- ➂額装(売れた作品・残った作品)
- ④在廊や接客
- ⑤ポートフォリオやDM作成等の事務
- ➅メディア媒体等への告知
- ➆制作リズムやスケジューラーの計画
➀会場
→事前のリサーチは重要ですが、実際に展覧会を開催してみて気付くことも多いです。自分に合う会場だったかどうかの”感覚”もけっこうバカにできないのでこれは軽視しないほうがいいです。
→会場選びのポイントを押さえることはもちろん、展覧会の会期中のスタッフさんの対応や状況などで今後もご縁を繋いでいくかそうでないかの判断ができるといいですね。
→特に、他にも検討していた会場があったなら、ここで感じたことはしっかり記録しておきましょう。比較するための”データ”になります。
➁作品点数とサイズ感(売れた作品・残った作品)
→会場や展覧会の形式(個展かグループ展か)に対して揃えたい最低限の枚数が揃っていたか?サイズのバリエーションを考えることができたか?このあたりも含めてです。
→売れた作品がどんな作品だったか(内容やサイズ)が特に重要です。
→次回のために売れた作品に近い感覚のものを補充(制作)していいと思います。次回展示のラインナップのために参考にしましょう。
→自分の作品の”売れ筋”を見極めるために、必ず分析は欠かさないでください。
→講義-第23回-作品点数と価格準備の基本戦略(作業タスク➀~➂)
➂額装(売れた作品・残った作品)
→売れた作品の内容と額装も次回作に向けてのヒントになります。(どんな雰囲気や色の組み合わせにしたかなど)
→一度出して売れなかった作品が額装を替えて出したとたんに売れたということはよくあります。次回に向けて再考してみるのも一つの手です。
→額縁自体よりも特に、マットの幅に余裕が無くてケチケチして窮屈な感じになってしまいがちな方は多いです。そのあたりを今一度確認したいですね。
→(次回以降で詳しく解説します。)
④在廊や接客
→在廊した際の手応えや、お客様と実際に関わった際に頂いた感想などですね。
→接客(作品解説)や作品制作へのヒントが経験した中に丸ごと眠っている可能性大なので、思い出せるだけ記録するでも書き留めるでもしたほうがいいです。
→ここでもらえた反応を活かして、さらに自身も作品も磨いていくために気になった言葉や反応は大切にしてください。素敵な言い回しで作品をほめてもらった場合にはその言葉自体が解説で使えることもあります!
→自分が気付いていなかった作品の良さに気付けることもけっこうあります。
→講義-第38回-穴埋めテンプレートでセールストークを作ってみよう
→講義-第39回-作品を買いたいと思わせるクロージングとキラーフレーズ
⑤ポートフォリオやDM作成等の事務
→この項目はタスク量が多めなので、「準備漏れがあったなぁ・・」なんてことはあるかもですね。
→展覧会自体と、その先のご縁をゲットできるかどうかの備えとして外せないので、今一度チェックしたいところです。
→制作とはまた違うベクトルでアタマを使うところですが、制作の気分転換だと思ってできると一皮剥けるはずです!(笑)
➅メディア媒体等への告知
→メディアへPR文章を送ったり、SNS等で事前に告知したりといったところですね。
→送った先の選定や、PR文章が刺さるものだったかどうか、特にメディアに関しては告知タイミングを見計らうことができたかなども重要です。
→講義-第35回-メディアへのPR文章の発送準備とタイミング
➆制作リズムやスケジューラーの計画
→展覧会を計画して、準備して、本番を迎えて、無事に終えて・・・この一連の流れを経験して分かることはめちゃくちゃあるはずです。
→スケジュールや計画は”あくまで計画”となってしまうのは、正直私自身もめちゃくちゃ身に覚えがあることなので・・(^^;)最終的には一番肝心なところですね。
講義-第42回-展覧会開催後からフィードバックすべき項目まとめ
お疲れさまでした。
いかがでしたか?
今回は
展覧会経験からフィードバックすべき項目
をお送りしていきました。
展覧会を終えた後は一息つきたいところですが、ひと息入れながら今回の項目を振り返って次回の展覧会に備えられるとベストです。
やりっぱなしでいては、次回の展覧会では改善できたはずだった前回と同じミスを繰り返してしまうかもしれないですからね。
展覧会の期間は準備をしている時間よりもはるかに短く、あっという間に過ぎていきますから、そんな貴重な時間の中でのもったいない経験を減らすための項目だと思ってください。
そして、この項目を意識できるようになってくると作品制作や展覧会の計画の段階で気付けることや、自分なりに配慮すべきことがより見えてくるでしょう。
また次の講義でお会いしましょう!
講義-第42回-ワーク
今回のワークは、『講座開始から10ヶ月の近況報告』です。
講座を受講してからもうこれだけ経つんですよ・・・!各々、時間の経った実感はそれぞれでしょうがどうでしょうか?
やり切れたこと、まだ途中なこと、手が付けられなかったこと、いろいろあっても時間は淡々と流れていきます。
私自身いつも意識していることですが、やりっぱなしが一番良くないです。
ひとまず「ここまでどうだったかなぁ」の一区切りとして、ワークの回答に沿ってこの機会にぜひ振り返ってみてくださいね(^^)
●ワークのねらい●
・ここまでの自分を振り返る
・今、これからやるべきことを明確にする
・後々の自分への何かしらの手がかりになる・成長の軌跡になる
■ワーク実習の手順■
①出題内容の回答を考える。
➁出題内容の回答を、回答フォームに記入、送信。
※画像等はあればメール添付、送信してください。
※注意事項※
・画像は任意です。あればでOKです。
・現状を素直に綴ってみましょう。
※画像はメール添付で提出してください。※あればでOK、今回は任意項目です
必ず氏名を忘れずに記入すること。(どなたのご提出かわからなくなってしまいます(涙))
メール件名:【お名前〇〇〇〇 講義第42回ワーク回答】
画像提出はこちらメールアドレスへ↓↓↓
amikainoueart@gmail.com
最後はアンケートのお願いです。(あれば)
今回の講義内容での質問などもあればこちらにお願いします。
あなたやこの講座で学ぶ仲間にとって、充実した講座を作っていくためにあなたの抱えている悩みやギモンをぶつけてもらえると嬉しいです。
(※講義内容の参考にさせていただきます。)
※ワークへのコメント・添削返信は回答順に随時行います。
(返信目安は1週間前後)※
※セルフスタディコース【SSC】の方はワーク提出不要です※